この「Glory Days」という曲はとあるWOWOWドラマのために書いたメインテーマだ。イントロの感じが「Callin' You」に似た雰囲気になってしまったが、目指していた世界観はまさにその「Callin' You」に近い。
ドラマのキーワードも「過去」だったし、コードワークとか滅茶苦茶シンプルにして行くと、だんだん過去に遡っていけるようなそんなイメージを感じながら書き上げた。
とりあえず曲が完成し、SoundCloudにアップしてフォロワーの反応を見ていたら、その中の一人のサム・フランクリン氏がなんと歌詞をつけて歌ってくれたw。
これがそのテイク。
制作過程を説明すると、
まず彼から「とても気に入ったから歌をつけたい」と申し出があり、
英語の歌詞カードが送られてきて内容確認する。
(もちろんオール英語だw)
僕はその内容に「フムフム、良い感じだねw」とかいいながら了承して、
「Glory Days」のメロディをカットしたバージョンをサムに転送。
何故メロをカットしたかというと、彼の歌メロは僕の作ったメロディと少し節回しが違うからだ。
そして僕の作ったカラオケに合わせてサムがリードボーカルとコーラスパートを録音して僕に転送(もちろんステムで)。
僕はそのボーカルトラックと自分のオケをミックスして、SoundCloudに再度アップロード、サムの反応を伺う。
ここで何度かミックスの方向性についてディスカッションした。
そしてこのディスカッションにはSoundCloud特有の音楽タイムラインのコメントが絶大な威力を発揮したのだ。やはり、楽曲の時間軸を指摘した上で、音の意見を言い合えるのは便利だと感じた。「この部分、ドラム大きくない?」とか「このパーカッションのレベルが〜」とか、とても細かい部分までガッチリ吟味できたのだ。ほんと、これは楽しかったし、とても良い経験だった。
その後、色々と1週間くらいディスカッションを経てミックスが完成!
それが前出のボーカルバージョンである。
面白いのは僕が日本の東京、サムがアメリカのペンシルバニアだってこと。
SoundCloudを使えば国境を超えた楽曲制作も実現する、しかも簡単に!
このコラボはもう一年くらい前に話だけど、この時は本当にワクワクして彼の返事を待っていた自分を思い出す。
しかし、こんな便利なソーシャルメディアのSoundCloudでも日本では今ひとつ盛り上がらない。
やはり日本語化されないことは、かなり大きな障壁のようだ。
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