2012年9月4日火曜日

簡単に楽曲販売が可能、BandCampを試す。



 遅ればせながらBandCampなるサービスをトライしてみる。上のプレイヤーはそのウィジットだ。このサービス自体はSoundCloud同様、ミュージシャンとソーシャルネットワークを結びつけるモノ。でもSoundCloudに比べてBandCampは「販売」というキーワードに直接働きかけることが出来る仕組みが色濃くなっている。特にPayPalアカウントを所有していれば、あっという間に自分の作品をインターネットで販売しPayPal経由で料金を受け取る事が可能になる。
 以前、音楽出版社としてiTunesにアグリゲーターを申請した経験と比べるとその手軽さは恐ろしいほど単純だ。
 サインアップして自分ページを持つと、シンプルながら最低限のデザインの調整もできるし、StatではGoogleアナリシス的なアクセス解析も出来るようになっている、もちろんシンプルな解析だが。
簡単なアナリシス機能もついてる。


トライするきっかけはこちらのブログ。

“楽曲は無料、ライブも無料”の時代を--日本の音楽業界に挑む米国人シンガー (1/3)(BLOGOS編集部) - BLOGOS(ブロゴス)



 放送やネットのインタラクティブ収入ではなく独自に収益化を実現しようとしてるミュージシャンが出てきたらしい。彼によれば、テレビやYoutubeで使用されることは「宣伝」と捉え楽曲は自分で管理し収益化すべき、というもの。つまりは音楽出版社やJACRACと関わることを拒絶しようとする動きだ。もちろんJASRACが何もしないというのは理解できるし同意する部分もある。でも件のアーティストが有名になったきっかけのYoutubeは、JASRACと包括契約を結んでいる。既成曲のカバーが成立できたのもそういった「仕組み」の恩恵だと思うのだが。個人的な感想としては、日本の音楽業界のすべてがダメと言い切るには上記ブログ記事は説得力がないような気もする。
 
 とは言え、このBandCamp、是非とも楽曲販売したい若手ミュージシャンには最適なツールになるだろう。問題はページ自体の日本語化?かな。(もう出来てるのかもしれないが)

 ちなみに上のプレイヤーから買える3曲入りのミニアルバムは日本円で設定したが自動的に他の国の通貨に変換されるような機能はないようだ。僕が急遽設定したこのミニアルバム自体は、普通の「聞きモノ」とは違う楽曲なので販売は期待できないと思うが、これからデビューしたいロック・ポップアーティストたちはどんどん導入して盛り上げていけば、収益化はともかくスタジオ代くらいリクープ出来るようになるんじゃないかな。もちろんチャンスも広がるしね。

Bandcamp


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