ほんの最近まで「無いこと」が当たり前だったはずのネット社会。
その情報ネットワークは、欠かすことのできない重要なライフラインの一部だ。
あの頃の情報のスピードは、今よりとても緩やかで、何かを見極めることに時間をかけた。
そうやって自分のライフスタイルを一つ一つ認識できていたような気がする。
だけど今は違う。
生まれた情報はあっという間に古くなり、ソフトウェアはインターネットで随時アップデートされ、
今までリードしてきたテレビメディアはネットを追いかける立場になった。
インターネットを上手く利用することが現代社会において「生きるための知恵」であり、
インターネットを上手く使えるか否かが生活を豊かにする一つの指標になりつつある。
私たちはそうやってコンピューターに対峙して、
リアルな結びつきから遠ざかり、
コミュニケーション機能が鈍化し始めているのではないだろうか?
とても不安だ。
今は、情報なら何でも全てがリアルに手に入る。
自分自身でイメージを広げる必要もなく手軽に手に入る豊かなイメージ。
それはとても素晴らしいことだが、私達は「感じる」ということを疎かにしては居ないだろうか?
なぜなら、「感じる」ことから様々な発想や発見が始まるからだ。
それが日常でないならば、つまり、感性が鈍くなっているのではないだろうか?
そんなことを、ふと、考えた。
嬉しいこと、悲しいこと、「感じる」ことに敏感でいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿